アゲハ蝶の飼育日誌
教え育む
昨年娘が幼虫から蛾を羽化させまして(?)、その絡みで蝶の幼虫をもらってきた。
キアゲハの幼虫とのこと。
嬉しそうに虫カゴ覗いてる娘。便乗して楽しくなってきた息子。いやだないやだなとなるかなと思いきや意外にもワクワクな奥さん。でもさ、お世話するのって結局さ、って思うお父さん。
幼虫
緑地に黒のボーダーでオレンジ色のドットがついたおしゃれなやつ。
とは言え幼虫、直に触りたくは無い。
はらぺこあおむし
って絵本あるじゃないですか。あのお話の通りずっと葉っぱをむしゃむしゃしてました。
葉っぱと言えばキアゲハは セリ科
(パセリとかセロリとか) のしか食べないようです。ちなみに違う種類(ナミアゲハ等)は ミカン科
の葉しか食べないそうで、蝶の種類によって食べる葉の種類が違うんですね。全く知らなかった。
また食欲旺盛なのでフンの量が凄かった。毎日掃除が大変。何気なく数えてみたですが 20 まで数えたところで止めました。ちなみにキアゲハの幼虫のフンはかカラッと固め。うんちく。
しかしですよ。
農薬がついた葉はダメみたいなんですね。そりゃそうだって話ですが。
なので市販のは控えたですが、セリ科の葉をその辺から採ってこようにもどれがセリ科なのかが全く分からず。苦肉の策で柚子の葉
(瓢箪みたいな形したもちろんミカン科の葉)を置いてみたんですね。
そしたらそれを食べまして。食いつきは 2、3 段階ほど落ちましたがまぁ何も食べないよりはマシでしょう。
でもそのうち全然食べなくなったので市販のミツバ(セリ科)を与えました。餓死するなら仮にアレでも満腹でほうが全然良いよね、な判断で。まぁ全然大丈夫でしたが(市販のミツバ無農薬説)。しかしミツバへの喰らい付き具合は凄かった。
虫カゴのお掃除の度におでこからオレンジのツノみたいなの出してました。どうやらご立腹だったようです。当方誠意を持ってお世話してたつもりだったですが😢
サナギ
サナギになる前に大量のフンをすることを調べて知ってたですが、ほんとに大量のフンをしてました。
その後虫カゴ内を長いことウロウロしてました。サナギになる場所を探してたみたいですね。
枝に見立てた割り箸を置いてみました。そこでサナギになったらナイス展開だけど壁に作るかな、とか思ってたですが、まんまと割り箸にたどり着いてじっと動かなくなりました。
誰に教わったわけでも無いのにすごいなと感心。
しばらくしたら縮こまってました。
からの、体に糸を巻きはじめました。ちょうど見てたですが全然飽きなかった。童心にかえる。しかし子供達呼んでもほぼ無視ってゆー。
糸巻き終えてしばらく動かなくなったので他の事してまして、しばらくした後にふと見たらゴリゴリのサナギになってました。ボーダーな皮は脱ぎ捨てられ下に落ちてました。
脱皮するとこ見たかった orz
サナギはつまらない。動かないんですもの。
1週間くらいずっと ↑ の写真の感じでした。
何日か経ったある日、サナギを見たら色が濃くくっきりしてました。
先に書いちゃいますが、色が濃くくっきりしてたら直に羽化するのサインです。実際羽化しました。
成虫
羽化するのって大体午前中みたいだから見れたらいいね、なんて言ってた翌日の朝に虫カゴみたら羽化してました。
羽化の瞬間も見れなかった。見たかった orz
いやでも実際に蝶になった姿を見たときの感動。プライスレス。
現金なもので子供たちもテンションあげあげでした。アゲハ蝶だけにね。
そしてお別れです。さすがに蝶は飼えない。
庭のヒマワリの乗せてみた。
しばらくじっとしてたけど、そのうちどこかへ飛んで行きましたとさ。
素敵な彼女(あるいは彼氏)見つかるといいね!
おまけ
サナギの抜け殻。
何だか捨てれない。
この年になって蝶の幼虫から飼育するとは思ってなかったけど面白かったし感動した。
しかし実はお世話してたのほぼ奥さんだったってゆーね。
すいません、ありがとうございました。